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会社買収に関わる注意点 | 『池永経営会計事務所』福山市で顧問先増加数No.1の税理士と紹介されました。

3. 会社買収に関わる注意点

M&Aによる会社買収を行った後、
「勝者の呪い」があると言われることがあります。

これは、M&A仲介会社が複数の買い手候補を探し、
購入金額を競わせることで、購入金額が高くなり過ぎ、
購入した会社が結果的に適正価格以上の金額で買ってしまうことを言います。

M&Aの場合は、この適正価格というのが問題です。
それは、同じ買収対象会社であっても、
買い手によって価格が変わってくるからです。

例えば、福山市内に3店舗展開しているケーキ屋さんが
売却希望会社だったとします。

ほぼ同じ地区に展開する同じケーキ屋さんは、
低い価格をつけます。

買収したとしても、自社と買収対象会社とで
同じ顧客を取り合うだけになってしまうからです。

これが笠岡市で展開するケーキ屋さんであれば、
とても魅力的な話になるでしょう。
このように相乗効果を生むかどうかで、
同じ価格でも高く感じたり安く感じたりします。

さらに重要なのは、その会社の購入後、
経営者が変わっても経営に問題ないかということです。

例えば、先ほどのケーキ屋さんが、
1店舗で社長1人がケーキを作っている場合を考えてみてください。

社長が引退したら、このケーキ屋さんは
会社としての価値がほぼ無くなります。

まとめると、
①その会社の価値はどこ(ヒト・モノ・カネ)にあるか
②それはM&Aによって欠けないか
③その価値が自社に付加されてさらなる強みになるか
ということが重要です。

ここまでは、会社のプラスの価値に目を向けてきましたが、
マイナスの価値にもしっかりと目を向ける必要があります。

例えば、従業員に対する未払残業代があったとか、
脱税行為をしているとか、
会社自体が誰かの借入金の保証人になっていたということは、
会社の決算書上には出てきません。

しかしこれは、確認も難しいのですが、
会社の経営が立ち行かなくなるほどのマイナスとなる可能性があります。
これらのリスクを明らかにするためにも、
しっかりとした買収監査を行うことが重要です。

ただ、どれだけ将来性と相乗効果を検討しても、
どれだけしっかりと買収監査を行っても、
全てのことは分かりません。

最後には、
買収対象会社の経営者がどこまで信頼できるか
ということが、友好的M&Aのキモになります。

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